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2013年9月27日金曜日

驚愕!白血病の被曝1~2年後の発症機構を研究したエートス伴信彦教授(buvery)所属している、東京医療保健大学理事長様、学長様へ


公開質問をしてから、3か月近くたちましたので、理事長と学長宛てに手紙を出しました。


東京医療保健大学

田村哲夫理事長殿

木村哲学長殿

平成25919
前略

私は放射線問題の海外の本を翻訳しておりますジャーナリストの竹野内真理と申します。(僭越ながら、私の拙著2冊を同封させていただきます。)

著者注:お送りした本は『人間と環境への低レベル放射能の脅威』一冊です。すみません、2冊目を入れようとしたらメール便で厚さがオーバー、結局『人間と環境』一冊にしました。手紙で訂正するのを忘れてしまいましてすみません。学長さんと理事長さんが探しているかも。。。

 


↑(ブログ読者の方へ注釈)この本は事故前から翻訳していたもので、かなりの自信作です。推進側の刊行物の引用も多数あり、他に類のない書物。トリチウムの危険性についてもきちんと記述。まえがきは被曝で体調の悪い中、必死の思いで書きました。
まえがき:http://takenouchimari.blogspot.jp/2013/04/httpsatehate.html
内容の要旨:http://takenouchimari.blogspot.jp/2013/02/blog-post_7824.html




 
↑(再び読者の方へ注釈)2冊目で入れたかったのが、こちら。あとがきを竹野内が書かせてもらいました。あまり言われなくなってしまった東京の初期被曝の問題の数値や、山下が過去に行ってきたチェルノブイリの研究、食品基準値問題など入り、今読んでも自信作。安いですし(760円)、あとがきはたった15ページなので是非お読みください。

前置き長くて、ごめんなさい!
ここから手紙が始まります!
 

突然のお手紙をお許しください。

私は、田村理事長殿のホームページ上のメッセージにあります

この大学で育成するのは「医療」に携わる人間です。医療に携わる者にとって一番大切なことは「生命への畏敬の念」です。人の生命をいとおしみ、敬う心です。この気持ちなくして高邁な知識も高度な技術も人のために役立たせることはできません。という御言葉、

また、木村哲学長のチーム医療の中で大切なのは高い専門性と患者さんを思う温かい心です。本学はその両者を兼ね備え、多様な患者さんの人生観や価値観を尊重できる医療人になって頂くことを目指しています。心が温かく、現場に根付いたプロの医療人になって下さい。」と言う御言葉にも深く感銘し、同意するものであります。

 

そしてたいへん申し上げにくい事なのでありますが、本日はお話ししなければならないことがございます。それは貴大学の伴信彦教授が、学術的には優秀な方かもしれませんが、人間として、理事長および学長の理念とする人物像からあまりにもかけ離れているのではないかという懸念です。

実は伴信彦教授のお話は、既に7月初めに、貴大学の人事課のアサイ氏に電話では話をし、大学側にお伝えいただけるようにお願いしてあったのですが、2か月以上お返事がないところ、問題が改善されないところを見て、お話が上層部にまでは届いていないのかもしれないと気づきました。

(著者注:例えば9月1日にも相変わらずbuveryは私をデマリンと呼んでいる。


buvery@buvery 9月1日

子供を嬲るデマリンのまとめ。 )
 

 

そこで書面にて、もう一度以下の2点の質問をさせていただきます。

 

1.     貴大学の伴信彦・看護学科教授ですが、ツイッター上で@buveryのニックネームで以前から、ずっと私(竹野内真理@mariscontact)はデマリンと呼ばれ続けています。私はフリーランスで被曝問題の翻訳をやっており3冊の海外の本も出版、福島事故後から「汚染地帯の子供たちは逃がすべきである」と警告を発信しているのですが、伴信彦教授は私のことをデマリンと誹謗中傷し、信頼性を傷つけようとしています。
本人には、何度も「デマリンと呼ぶのは失礼である」と注意を即していますが、いまだに呼び続けており、シングルマザーで定期的な収入もなく、自分の翻訳本や執筆等で生計を立てている私としては、非常に迷惑な行為であり、看過できる問題ではありません。大学側としての見解をいただきたいです。

2.     2番目の論点は、1番目と比較にならない大事な論点です。現在、福島では小児甲状腺がん及び疑いが44人も見つかるという緊急事態にあるにもかかわらず、この@buveryこと、伴信彦教授は、いまだ安全論をふりまいています。
そしてエートスという汚染地帯の住民が、自発的に放射線量を測定したり、被曝線量を低減する方法を模索するなど、チェルノブイリ事故後ベラルーシで行われた、一見よく聞こえる政策を応援し、福島で行っています。
 しかし、このエートスという政策は、チェルノブイリ後、なんと原子力推進組織であるアレバ社などが資金提供を行い、ジャック・ロシャールという人がリーダーとなって、ベラルーシで行った結果、健康な子供が2割を切ってしまったというとんでもない政策です。ロシャール氏はこの7月67日を含め、福島のエートスとも共同し、何度も来日しています。

このことについては、元WTOのミッシェル・フェルネックス医学博士が大々的に反対運動をしており、来日時、私は博士の通訳もさせてもらったこともあり、先日は欧州に博士を訪問させてもらいました。
お時間のある時にこちらの50分ほどの動画をご覧ください。チェルノブイリの子供たちの被害と、上記のフェルネックス博士が出てくる全国民必見の動画です。(お時間のある時にぜひ初めから最後までご覧ください)
http://www.youtube.com/watch?v=oryOrsOy6LI

ちなみにこの動画の12分くらいで出てくるIAEAのゴンザレス博士と伴信彦教授はつながっており、事故前に記念撮影した写真もあります。




 

フェルネックス博士のエートス批判の8分ほどの動画はこちらです。
http://www.youtube.com/watch?v=2_oKtjnh52c&feature=yout

 

以下は竹野内が書きましたチェルノブイリと福島のエートスについての日英の解説文です。私はこの書簡を、IAEAを含む国連の各部署に送りましたが、いまだに反論はひとつも来ていません。
http://savekidsjapan.blogspot.jp/2013/01/blog-post_8310.html

伴信彦教授は、ベラルーシで子供の健康を害したことが知られているエートスを、福島で推進しているメンバーの一人で、エートスのテキストもbuveryの名前で書いているのです。講演会では、もちろんご本人の名前を使いますが、ネット上ではbuveryという名でエートスの作業や、1に述べたツイッターでのエートス拡散やエートスを支持しない人々への誹謗中傷をしつこく行っているわけです。

 

ところが、つい先日、伴信彦氏は、実は「放射線による白血病の発症機構」という重大な論文を数年前に自ら書いていたことを知りました。それによれば、マウスを使った放射線の実験で、2番染色体上のSfpi1遺伝子が傷つき、同時に造血幹細胞が老化するという、遺伝子レベル、血液細胞レベルでの異変により、1~2年目くらいからマウスが白血病を発症するというメカニズムまでつきとめていたのです!!!

 

伴信彦氏の論文
http://www.oita-nhs.ac.jp/member/cat5_top/cat193/cat351/post_20.html

http://www.labome.org/expert/japan/oita/ban/nobuhiko-ban-572788.html


このような重大な放射線による白血病発症のメカニズムについての論文を書いていながら、一方で汚染地帯に子供まで含んだ住民を居続けてよいものとするエートスを賛同する姿勢は倫理的に許されるものではないと思います。これは1の問題とは比較にならない、多くの住民の命と健康にかかわる問題です。

 

実は、私のもとには、去年の秋くらいには既に、福島で幼いご兄弟を持つ母親の知人から、「同時期に兄弟とも白血病にかかり、母親が錯乱状態にある」という話も聞いたことがあります。同じ幼子を持つ母として、本当に心が痛み、すぐに日本医師会に電話してその旨を伝え、子供たちが避難できるように勧告してほしいと頼んだら、「子供への低線量被曝影響に関する医師会の意見は、20143月にまとめる予定です」という回答でした。なんと悠長なことなのでしょう。

 

一方、私の元には、ドイツに住む知人から、IPPNW(核戦争防止国際医師会議、1985年ノーベル平和賞受賞)のドイツ支部が、ベラルーシで実は事故の翌年、33%もの白血病の増加があったという報告を頂いています。そして事故から4年後から5年後には、152%もの増加があったというのです。http://takenouchimari.blogspot.jp/2013/05/198733199019921152.html

伴教授がマウスで確かめた、被曝後12年後で白血病が発生するという現象は、人間でもチェルノブイリ後に観察されていたのです!

 

悲しいことに、事故後日本政府は、福島県と宮城県の一部で白血病の統計を取るのを停止してしまいました。

これは、12年後で増加することを予測し、原子力推進の政府が、政府や電力会社の責任を回避するために行われた可能性もあります。それを指摘する医学者が日本国内にはおらず、海外からだけであることは残念でなりません。

 

2番目の質問を端的に繰り返させていただきます。「白血病がマウスでは12年後に発症するメカニズムの論文を以前に書きながら、福島は安全であるといい、福島で生活することを推奨するエートスで主要な役割を演じている」伴信彦教授に関し、貴大学はどのような見解をお持ちですか?

 

お忙しいところ、大変申し訳ございませんが、私はこの問題は、個人的な問題を超越し、汚染地帯に住む子供たちの将来にも関わる重大な社会問題であるともとらえております。

 

どうか、この書簡へのご回答を私のメール、mariscontact@gmail.comまで頂ければと思います。(大変申し訳ないのですが、私は去年の夏からエートスに反対していましたら、ネット上での脅迫や、酷いときには近所に不審人物が現れ、2歳の子供まで近づかれたことがあり、住所を一切外部に公表しないことにしています。お許しください。)

 

早々

竹野内真理、翻訳者、ジャーナリスト

 

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